ついに身内でコロナ陽性者が出てしまいました。。。
70歳、一人暮らし、ペット飼育、ワクチン未接種。
陽性発覚から現在に至るまでを書いておこうと思います。
義理母がコロナに。支援物資を持っていく。
ある日の仕事中、とは言っても残業中だったんですが夫から電話があり、
母親がコロナ陽性だった〜!と。
え!寝耳に水!
義理母は我が家から車で1時間くらいの場所に一人暮らしをしています。
どうやら発熱があったので病院に行って検査を受けたところコロナ陽性だったそうです。
義理母の住居は東京都であるため、例に漏れず自宅療養となりました。
※私たち夫婦が最後に義理母に会ったのは数ヶ月前であるため、濃厚接触者ではありませんでした。
夫から連絡があってすぐに仕事を切り上げ、帰宅した夫と共に支援物資の準備を始めました。
我が家にあった備蓄のうち食べられそうなものを段ボールに詰め、それだけでは足りなさそうなのでスーパーへ行くことに。
パウチのお粥やレトルトご飯、缶詰、ふりかけ、インスタント味噌汁、パスタ、レトルトカレー、ゼリー、アイス、経口補水液、梅干し、飴、バナナ
などなど、思い出すのも大変なくらい買い込みました。
ゴミ捨てや調理が大変なはずなので、温めるだけでOKなもの(常温でもOK)が基本です。
バナナは青果ですが、皮を剥くだけで食べられるし、食べられそうになかったら冷凍できるからチョイス。
さらにホームセンターで、紙皿(浅い・深い)、割り箸、ゴミ袋等の日用品も購入。
洗い物をしている余裕がないと思うので、少しでも簡単に食事を済ませられるように工夫です。
また、義理母宅には電子レンジがないとのことだったのですが、食品を湯煎で温めるのは大変だろうということで電子レンジも購入しました。
薬局では、アイスノン(冷凍庫で冷やして使う氷枕)、冷えピタも購入。
冷えピタに関しては1軒目の薬局では売り切れていました。
世間では発熱する人が多いんでしょうか?ワクチンの副反応対策?
東京都は保健所の作業がパンクしていそうで、いつ連絡が来るかわからなかったので
我が家で購入しておいた血中酸素濃度計も持っていくことに。
新規で買ったもの・既に購入済みだったものを合わせて支援物資は4〜5万円くらいになりました。。。
車に物資を積んでいざ義理母のいる家へ。
とはいえ、対面で物資を渡すわけにもいかないので、窓の外に置いていくという方式で渡しました。
結構な量があったので70歳の義理母には運び込むのが大変だったかもしれませんが、我が家は2人ともまだワクチン未接種なので接触できず、頑張ってもらうしかありませんでした。
発症〜1週間
義理母と夫兄弟たちのLINEに、熱と血中酸素濃度を連絡するように約束したそうで、1日に数回連絡があったそうです。
私はそのLINEを直接見ていないのではっきりとわからないのですが、夫から話を聞くに
全然熱が下がらないそうです。朝になると少し下がるんですが、夜になるにつれてまた上がっていくと。
熱も38度とか39度とかの高熱だそうで。
ただ、熱は高いけど酸素濃度は97%を維持していたので自宅療養でもなんとか。といった具合でした。
しかし数日経った頃からひどい蕁麻疹が出てきたそうです。
夫に写真を見せてもらいましたが、蕁麻疹ってこんななっちゃうの!?ってびっくりするくらいひどい蕁麻疹でとてもかわいそうでした。
原因はわかりません。コロナなのか、飲んだ薬が合わなかったのか、食べていたものが合わなかったのか。。。
1週間が経つ頃になっても熱が下がらず、ある日血中酸素濃度が95%まで下がったので再度病院へ行ってレントゲンを撮ったところ肺炎を発症していました。
えええー!!!??!?
肺炎を発症
冒頭にも記載しましたが義理母は、
・70歳
・ワクチン未接種
・一人暮らし
・ペットを飼っている
という状態です。
1週間経ってから肺炎発症ってヤバいと思うんです。快方ではなく悪化してますから。
しかも食欲なくて全然食事ができていないとのこと。
快方に向かう理由がない。。。
まず、ペットの世話をする余裕がないだろうということで夫兄弟で話をしてかかりつけの動物病院へ預けることになりました。
飼い主がコロナだと伝えても預かってくれたそうです。本当にありがたい。
次に、ワクチン未接種なので重篤化する恐れがある・一人暮らしなので倒れても気付く人がおらず心配
ということで、保健所に対して入院できないか問い合わせました。
夫が保健所に電話をし、肺炎を起こしているが入院できないのか尋ねたところ、入院できないとの回答でした。
東京都はホテル療養も行っており、そこであれば看護師が24時間常駐しているため、どう考えても自宅に1人でいるよりは安心なので、
ホテル療養できないのかも尋ねましたが、空きはあるが発熱がある人は受け入れられないとの回答がありました。
平時であれば肺炎になったら入院すると思うんですが、コロナの場合肺炎になったとしてもそれだけでは入院させてもらえない!!!
肺炎を発症した場合中等症だと思うんですが、それくらいじゃあ入院させてらんないって状況なわけです。オソロシイ。
ホテル療養も、無症状者くらいしか入れないですよね。
一応1日に1回は保健所から電話確認があるそうなので、義理母自身も入院したい旨を伝えたそうですが、
血中酸素濃度が93くらいにならないと入院はできないとの回答でした。
しかし、その電話をしている最中に咳が止まらなくて咳き込んでいたら、受け入れ病院を探してもらえることになりました。
入院できて一安心だが。。。
30分後くらいに再度保健所から連絡があり、入院先を見つけられたとのことで無事入院が決まりました。
身内としては一安心です。
入院すると外出はできませんが、家族からの差し入れは病院受付に預けることが可能とのこと。
すぐに迎えが来るそうなので、荷物をまとめて入院先の病院へ移動することになりました。
病院に到着するなりCTや血液検査等の各種検査を行い、大部屋が割り当てられたそうです。
大部屋は義理母含め半分くらいが埋まっている状態だったとのこと。
入院時の酸素濃度は97%ということで自宅にいるより少し回復しましたが、そもそも肺炎を起こしているので油断できません。
薬はレムデシビルも処方されているとのこと。
翌日酸素濃度が91%まで下がり、息が苦しかったと。
その後毎日熱と酸素濃度の連絡が入るのですが、89%とか90%をうろうろ。
症状は咳と息苦しさ。熱は平熱くらいまで下がってきたようです。
ほんと入院できてよかったよ・・・。1人で自宅療養続けていたらどうなったことか。
入院後数日経ってようやく酸素濃度が94%まで戻ってきました。
ちなみに味覚はあるそうです。
※知人の知人はコロナで味覚を失い、1ヶ月以上経った今でも味覚が戻らないそうです。
自宅療養中は食事も満足に取れませんでしたが、入院してからは3食出てくるので残しちゃうけど頑張って食べられる分は食べるし、点滴もしているようです。
さいごに
義理母は今も入院しています。
この記事を読んでくれたみなさんに伝えたいのは、
身内にワクチン未接種の高齢者(または重症化リスクの高い方)がいたらワクチン接種を勧めてみて欲しいということです。
今回義理母は自分の意思でワクチン未接種でした。
高齢者なので、打つ機会はあったにも関わらずです。
もちろんワクチン接種は強制ではなく、個人の意思に委ねられるのですが、
ワクチンを打っていれば発症しなかった もしくは 発症しても肺炎までいかず自宅療養で十分だった 可能性が十分あったと思うと、
やはり接種していて欲しかったなと思います。
(ちなみにワクチン未接種の理由は、得体がしれなくてなんか怖いから。でした。)
義理母がコロナ陽性者となったことで、周りがすごく振り回されました。
正直しんどかったです。私もしんどかったし、私以上に夫はしんどかったと思います。
支援物資も結構な金額がかかりましたし、ペットをどうするか問題もありましたし、そもそも高齢なので重症化リスクも高く本人が思っている以上に周りは心配して疲れたと思います。
それに、中等症までならなければ入院も不要だったと考えると、貴重な病床を使うこともなかっただろうとも思います。
もちろん、ワクチン接種済みだから入院が必要になるほど悪化しないとも言い切れないですが。
コロナ陽性者になるということは本人だけの問題では済まず、周りにも多大な影響があるということが、今回身に染みてわかりました。
この記事を最後まで読んでくださった方の中で、重症化リスクが高いけどワクチン未接種の方がいらっしゃったら、
ぜひもう一度ワクチン接種について前向きに検討してみてください。
義理母はどこでコロナをもらったかわからない、心当たりがないと言っています。
気をつけていてもどこでかかるかわからない状況です。
かかってしまうと周りへの影響はとても大きいです。
辛い・大変なのは自分だけではないのです。
私も夫もまだワクチン未接種ですが、ようやくワクチンの予約が取れました。
ワクチンを受けたい人がすぐに受けられる環境ではないですが、もしチャンスがあるならば打ったほうがいいと私は思います。
今回は一人暮らしの義理母でしたが、我が家がどちらか片方陽性となったら一緒に生活しているもう片方も自動的に濃厚接触者なわけです。
そうすると食料の買い出し等に行けなくなります。
ということで、万が一の時に備えて備蓄(震災用も兼ねてる)、宅配生協の登録、ネットスーパーの登録と済ませてあります。
宅配生協は週一の配達ですが、ネットスーパーなら即日配送してくれるので、必要なものがあれば即玄関前に配達してもらえます。
普段は使わないという方でも、いざというときのために登録しておくといいかもしれません!
みなさんもコロナには気をつけてください。