こんにちは、ハルです。
ブログタイトルにある通り、私はズボラです。
もっというとめんどくさがりでもあります。(ブログの更新頻度が物語っている)
そんな私が、数年前にバーミキュラ オーブンポット(以下、バーミキュラ)を購入しました。(正確には夫に買わせた)
実は発売当初から気になっていたんですが、鍋で数万円するし、一人暮らしにはちょっと管理ハードルが高いなと考えていたので購入を見送っていました。
賃貸のキッチンて狭くって収納スペースに限りがあると思うんですけど、ただでさえ重いバーミキュラを狭いキッチンで出し入れする自分の姿を想像して使わなくなるなと感じたのが大きいです。
ただ、引っ越して前よりはキッチンが広くなったので思い切って長年の憧れであったバーミキュラを購入!
バーミキュラの購入を迷っているあなたに、ズボラな女がバーミキュラを購入してどうなったかを正直に告白しようと思います。
多分この記事に辿り着いた人は、バーミキュラが気になるけどまだ購入しておらず、購入を迷っている人かと思うのですが、
この記事に辿り着いた時点でバーミキュラは買うべきです。
こんな小さな個人ブログにたどり着くくらいバーミキュラについて調べようとしているわけなので、その熱意は本物なのです。買いましょう。
ちなみに、おしゃれな写真は一切ありません。生活感漂うリアルな写真のみが掲載されています。
心してかかってください。では、どうぞ!
使用頻度は低い
共働きで私の帰宅が遅いというのもあり、平日はあまり夕飯作りができなかったりします。
普段は管理がめちゃくちゃ楽ちんな取手の取れるT-falをメイン鍋・フライパンとして愛用しています。
なんてったって、フッ素加工してあるからこびりついたりしないし、食洗機にぶち込んで(本当は良くないらしい)洗えるし、
手洗いの場合でも洗って放置しておけば勝手に乾くのです。
ズボラの味方!取手が取れるので収納スペースもコンパクトに済むし、鍋とフライパン、取手、蓋のセットで1万円くらいでAmazonで売っているし、
なんならアウトレットに店舗があったりなんかもします。
それに比べてバーミキュラは、重いし、使ったあとすぐ洗って拭いて、蓋と本体の設置面に油を塗って保管するという手順が必要です。
蓋と本体の設置面は、密着度を極限まで持たせるために琺瑯加工されていないので、濡れているとすぐ錆びてしまうのです。
幸いまだ錆びさせたことはないですが、T-falに比べると気を使うのは確か。
そのため、バーミキュラを使う日は気合が必要になります。
つまりは、クタクタの平日ではなくて元気のある休日になるわけです。
また、カレーを作ろうと思うと、60分煮込んでルーを溶いてまたちょっと煮るという工程が必要になるため、
煮込み時間のことを考えるととても平日には使えないんです。
多分我が家での使用頻度は月イチといったところ。(もしかするとそれ以下)
3万もする鍋を買ったのに月イチくらいしか使わないってどういうこと!?!?!
でも、バーミキュラで作る料理っていつもより美味しいのと、デザインがおしゃれなので、出しっぱなしでも生活感があんまり出ないので買って(買わせて)よかったと思っています。
無水調理って美味しい
そもそもなぜバーミキュラを購入したかという経緯をお話しします。
我が家にはバーミキュラ購入前からステンレス製のダッチオーブンがありました(とんでもなく低い使用頻度)。
このダッチオーブンでキャンプの時に鳥ももを焼いたんですが、その時の付け合わせとしてカットしただけのじゃがいもと人参を一緒に入れて焼きました。
私はそのままの人参ってあんまり好きではないんですが(カレーとか煮物に入っているのは大好き)、この時はからずして無水調理となった人参はなんだかすごく美味しかったのを覚えています。
甘い?でも人参グラッセは大嫌いなのでそういう甘みではなくて、うまく言語化できない美味しさ。
ほくほくしてて甘くてえぐみとかなくて、なにこれ美味しいじゃん!って思ったのが無水調理に出会った最初です。
一緒に食べた夫も美味しいとモリモリ食べていました。
どうやら夫の方が無水調理を気になったようで、そこから数年悩んだもののあるとき思い切ってバーミキュラを買ってくれました。
うちではもっぱら煮込み料理で活躍しています。
無水調理で一番有名&手軽なのはカレーじゃないかと思っているのですが、バーミキュラ購入前まで我が家では圧力鍋を使ってカレーを作っていました。
お肉は柔らかくなるし、時短になるから圧力鍋もすごく便利です。
でも圧力をかけている最中は水蒸気がシュッシュッと音を立てながら逃げていきます。
もちろん鍋には水を追加してから火にかけます。
一方のバーミキュラは煮込みに60分(とてもじゃないが平日は無理)かかりますが、煮込む時に水を追加しなくてもいいんです。
トマトや玉ねぎといった水分多めの野菜を多く入れる必要はありますが、野菜の水分が染み出してきてそれだけで煮込むことが可能なんです。
60分煮込み終わった後に蓋を開けると、すごい量の水分が蓋から垂れてきます。
それだけ外に出ず、中で循環しているというわけですね。
蓋にはポツポツと突起があるので、蓋についた水蒸気はそこから鍋本体に落ちるという仕組み。
煮込み終わった後に水分が少なそうであれば水を足すのですが、そこまでに野菜の旨味がものすごく抽出されているので、
普通に作ったカレーとは味の奥行きが異なります。
煮込み時間が長いので、休日にしか使えませんが、美味しくできるので煮込み料理を作るときはもっぱらバーミキュラを使います。
とはいえ、夕飯の仕込みを始めるには夕方から着手しないといけないというのが玉に瑕ですが。
なんでバーミキュラにしたのか?無水調理鍋なら他にもある
無水調理ができる鍋はバーミキュラ以外にも色々あって、有名どころだとstaubとか、ル・クルーゼ、金属製だとビタクラフトでしょうか。
琺瑯製はなんといってもカラーバリエーションが豊富でデザイン性もよくおしゃれですが、すごく重いのが難点。
金属製は取り扱いやすいのですが、シンプルすぎる見た目。
まず私が惹かれたのは、日本製であること。しかも職人さんがプライドを持って作っていて、品質もよく、サポートも充実しているということ。
また、本体底面にリブ加工してあるので焦げつきにくい点も良いです。
staubやル・クルーゼという超老舗に比べると新規参入になると思いますが、老舗を上回る品質で参入してきたという点は大きなポイントです。
デザインもおしゃれで、食事の場にそのまま出してもメインになります。
また、おしゃれなだけではなくて性能面もすごく拘って妥協せずに作ってあるというのがバーミキュラです。
これぞMade in Japanの真骨頂ではないでしょうか。
また、リペアサービスなど保証もあります。
琺瑯が剥げてしまった等で塗り直しのリペアを依頼する場合は、今までと別の色を指定することも可能だそうです。
大事に使えば一生ものというわけです。
そのような点から、数ある無水調理鍋の中からバーミキュラを選択しました。
サイズの選び方
バーミキュラは1点が高価なのと、重ねて収納ができないので何個もホイホイ買えません。。。
そのため、購入時にどのサイズを選ぶかというのが重要なポイントになってきます。
ラインアップされているのは#14、#18、#22、#26ですが、この数字は直径のサイズを表しています。
購入者の用途によって必要な大きさは違うと思うのですが、我が家は2人暮らしで#22を使用しています。
カレーやスープを作ったとき、次の日の分まで作れるサイズです。
その日の分だけでいいという場合は3〜4人家族はこれでちょうどいいかもしれません。
逆に2人でその日分だけ作りたいという場合は#18でもいいかも。
ただ、基本的には#22以上がおすすめかなと考えています。
というのも、小さくてあまり具材が入らないといったようなことがあると、あまり鍋を使う気が起きなくなって使わなくなってしまう可能性があるからです。
無水調理ができるというのが大きな売りなので、無水調理で料理を作ろうとするとどうしても水分が多めの野菜を多く入れる必要があります。
その時に小さい鍋だと他の具材を入れる余裕が少なかったりして使い勝手が悪いなといったことになるわけです。
あまり大きすぎても取り回しが大変なので、基本的には#22がおすすめ。
人数が多かったり、たくさん食べる家族がいるのであれば#26が選択肢に入るかなと考えています。
ちなみに鍋を購入すると付いてくるレシピブックは#22を使った時の計算で具材の必要量が記載されています。
家族全員の夕飯を作るのであれば#22、アヒージョなどのおつまみをメインで作りたいのであれば#14などの小さいサイズがいいと思います。
公式サイトに行くと、各サイズの鍋を持った女性の写真が掲載されています。
また、容量も記載があるので、手持ちの鍋と比べてみたりして、自分が小さいサイズが欲しいのか、大きいサイズが欲しいのか吟味することをおすすめします。
ただし、鋳物なので大きくなればなるほど重くなりますのでそこは注意が必要です。
IHでも使えます!
ひと昔前だと、IHでは使えない調理器具が多かったように感じますが、ここ最近ではIHでも使えるおしゃれなものがグッと増えてきました。
こちらのバーミキュラ、IHでも使用可能です。
もちろんガスもOK!
レシピブックにも、IHだったらこれくらいの火力といったように記載があるので、IHユーザでもバーミキュラで料理を作ることが可能です。
マットブラック(炭)を使用しています
琺瑯製品の特徴として、カラー展開が豊富であることが挙げられます。
バーミキュラとしてはカドミウムを含む「赤・オレンジ・黄色」等の色はラインアップがないということで、
現在はそれらを除く8色が展開されています。
大きく分けてナチュラルコーティングとパールコーティングに分かれています。
ナチュラルコーティングというのはパールの入っていないマットなコーティングで、
パールコーティングというのはパールの入ったコーティングになります。
内部の色は基本的にベージュっぽい色ですが、唯一、ナチュラルコーティングのマットブラック(炭)だけは内部も黒になっています。
お値段はナチュラルコーティングの方が若干高くなっています。というのも、特殊な材料と設備が必要なのでその分パールコーティングより高くなっているとのこと。
とはいえ、約1,300円の差額なので、自分の気に入った色を選ぶのがいいと思います。
鍋本体が高価なので少しでも安くしたい気持ちが湧くと思うのですが、長く使い続けるならば自分が本当に気に入ったものを買うべきだからと思うからです。
ここで価格差が1万円とかだと流石に・・・と思いますが、1,300円ならば、絶対気に入った色を買うべきだと思います!
(リペアサービスあるけど、リペアの方が高いと思われる)
我が家は悩んだ結果マットブラックにしました。
ピンクや黄緑も可愛いんですが、可愛すぎてうちに合わないかな〜と思ったためです。
マットブラックなので味気ないと思われるかもしれませんが、落ち着いていてちょっとかっこいい印象です。
出しっぱなしにしていてもうまいこと馴染んでくれています。
キャンプで使うのはおすすめしません
おしゃれで写真映えもいいバーミキュラなので、キャンプの時に使うと一気にテーブルが華やかになります。が、キャンプでの使用はおすすめしません。
理由は下記の通り
- 直火調理に向かない
- ストーブでの調理も不可
- 使い終わった後のメンテを怠ると錆びる
まず1つ目の直火調理に向かないに付いて解説します。
バーミキュラの鍋は強火での使用がNGです。極弱火〜弱火での調理が基本です。
本体を温める場合等に数分中火にかけることはあっても強火を使うことはありません。
キャンプにおいて、ダッチオーブンと同じように焚き火調理を考えていたならば、それはできないと考えてください。
ちなみにこれについては公式サイトのよくあるご質問にて、メーカー側が回答しています。
メーカー回答には炭NGとありますが、炭がダメなら焚き火もダメだと思います。
炭も焚き火も火力調整・温度調整が難しいので、ホーローが傷んでしまう恐れがあります。
これについては2つ目の理由「ストーブ不可」とも繋がっており、
公式回答は下記の通りになっています。
つまり、炭、焚き火、ストーブといったように火力調整が難しいものでの使用はやめる方が良いということです。
カセットコンロを持ち込んで、弱火で調理するならば使用は可能ですが、個人的には3つ目の理由に挙げている「使い終わった後のメンテを怠ると錆びる」の観点からもキャンプには持ち込んでいません。
バーミキュラのような無水調理を可能にしている鍋は、水蒸気の漏れを極力無くすために蓋と本体の設置面で隙間ができないように物凄く繊細な加工がされています。
どういうことかというと、ここの部分にはコーティングがされていないのです。
コーティングをしないと素地である鉄が剥き出しになっているのですが、ここに精密な加工をすることでより密着するようになっているわけです。
そのため使い終わったら洗って鉄剥き出しの部分に油を塗ったりして保護する必要があります。
放置してどれくらいで錆びるかは試したことがないのでなんともいえないのですが、
キャンプ場でそこまで手入れをするのって結構大変なのでおすすめしません・・・。
以上の理由からキャンプでのバーミキュラ使用はおすすめしていません。
保管はあえて出しっぱなし
ズボラ女である私が、使用頻度の低い鍋をしまい込んでしまったら、二度と使わなくなる可能性があるわけです。
毎日使うわけでもないのに、視界に入らないところに置くと存在を忘れてしまうし、出し入れめんどくさくなること間違いない。
そこで考えたのが出しっぱなしという方法。
バーミキュラはデザインがおしゃれなので、出しっぱなしでも部屋の景観を損ねないということを逆手にとって、もう出しっぱなしにしてしまえと相成りました。
とはいえ、どこに出しておくんだよって話なんですが、我が家はこんな感じで置いています。
魚焼きグリルの排気口のカバーがあるんですが、ステンレス製で耐荷重約20kgとなかなか力持ち。
バーミキュラ#22が4.2kgとのことなので、余裕で乗せることが可能です。
また、並べて炊飯鍋も置いています。
日本製でお値段も3,680円とそこまで高くないので、スペースを有効活用したい方におすすめ!
この4,000円に満たないカバーを購入したことにより、3万円の鍋が定期的に使われていると思うと、
買って間違いなしの商品です。
作ってくれてありがとう・・・!
我が家の使っているものと全く同じではないかもしれませんが、ステンレス製、日本製、耐荷重20kgくらいのリンクを張っておくので、
よかったら参考にしてみてください。
バーミキュラには金属製のヘラやおたまは使わない
バーミキュラに施されている琺瑯加工を長持ちさせるためには、調理の際に使う器具にシリコン製や木製を使用してあげる必要があります。
もし今、金属製のお玉しかない!という方はこれを機に金属製やシリコン製のお玉も購入しましょう。
まとめ
ズボラ女がバーミキュラオーブンポットを購入して後悔しているのか?使いこなしているのか?という内容でしたが、
結論的には満足しているし、使いこなしているとはいえないけど買ってよかったと思っています。
夫も、バーミキュラで作ったカレーやスープを美味しい美味しいと言ってモリモリ食べていますし、使用頻度が激低ことに対して全く文句を言いません。
とはいえ、万人受けしないのも確か。メルカリを覗いてみると結構出品されていたりします。
もちろん購入者の中にはヘビーユーザもいて、毎日使ってる!という方もいると思います。
でも、話題になっていたから購入してみたけど、そのまましまい込んでしまった人や、
使ってみたもののメンテがめんどくさくて使わなくなったなど、理由はさまざまかと思いますが、使わなくなってしまった人も多数いるのが事実かと。
ただ、ズボラでめんどくさがりであると胸を張って言える私でもゆるゆると使い続けているので、コツさえ掴めば誰でも使い続けられるんです!
収納場所を工夫したり、使用頻度を下げてここぞって時だけ使うなどすればゆるゆると使い続けることができるんです。
毎日使うぞ!って意気込まずに、肩の力を抜いて使ってみるのが長続きするコツかなと思っています。
パートナーからバーミキュラを買って欲しいとねだられているそこのあなた。
買ってあげましょう!買ってあげた後に、全然使ってないじゃんとか言っちゃダメです。
バーミキュラでご飯を作ってくれたら、美味しいね!って言いましょう!
可愛いけど、重くて手入れに一手間かかる鍋でご飯を作っているんです、使ってよかったと思ってもらえるように・・・!
そして、買ってあげてよかったと自分でも思えるように・・・!
最後の最後に一言。
バーミキュラから発売されているフライパンもちょっと気になりますが、取手が取れないので収納のことを考えると困るな〜なんて思って手が出せません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
良いバーミキュラライフを!