自宅で燻製ができたら…。そう思ったことはありませんか?
この記事にたどり着いたということは、燻製が大好きな人なんだと思います!
燻製されたものを食べたいけど、そもそもあんまり売っていないし、売っていたとしてもコンビニやスーパーのおつまみコーナーにあるようなイカの燻製ばっかり。
他にも燻製したらおいしそうなものはたくさんあるのに、煙がすごいからキャンプ行ったときくらいじゃないとできないのでは⁉とお思いのあなた!
そんなあなたに自宅で燻製ができちゃう”いぶしぎん”のレビューをお届けしたいと思います。
いぶしぎんとは?
いぶしぎんとは、天保3年創業の伊賀焼窯元”長谷園”さんの燻製専用土鍋です。
ちなみに、”長谷園”と書いて”ながたにえん”と読むようです。
土鍋だと煙漏れ放題じゃん!と思いきや、本体と蓋の間に水を流し込める構造になっているので、シーリング効果で煙が漏れづらい仕組みになっているんです。
普通の土鍋では最初に目止めが必要ですが、いぶしぎんは目止めも不要!
土鍋が乾いた状態ならすぐに燻製を始めることができます。
サイズを決めよう!
サイズは3種類用意されていて、
- ミニ
- 小
- 大
となっています。大中小じゃないのがおもしろい。
ちなみに私は一人でいぶしぎんを使用していますが、小サイズを購入しました。
欲張りさんは一人でも大でいいかな?とも思いますが、詳しく見ていきましょう。
いぶしぎんミニ(NCK-10)/9,350円(税込)
直径:19cm 高さ:15cm 1000ml 1.5kg
金網:2枚 陶敷板付 レシピ付 チップ100g(約20回分)
私の持っている小より小さいとなると、網が2枚でもそんなにたくさんは載せられないのではないかな?と思います。
小食だったり、お酒のおつまみに食べる程度だからそんなにたくさん作らない、またはすぐにできるのがいい!という方にはオススメです。
なんといってもミニサイズは燻製が10分で完成するという、本当に燻されているのか心配になっちゃうくらいのスピードでできちゃうんです。
なので、仕事から帰ってきてすぐに晩酌を始めたいという方にはピッタリかも。
いぶしぎん中(NCT-43)/13,200円(税込)
直径:23.5cm 高さ:18cm 1200ml 3kg
金網:2枚 陶敷板付 レシピ付 チップ100g(約20回分)
参考になるか微妙ではありますが、私が購入した小サイズの写真が以下になります。
う~ん、卓上の醤油と並べてみたけどイマイチわかりにくいかも。
個人的には、大と間違えた!?と思うくらい、小という名前が似合わない大きさでした。
私はお酒のおつまみとして燻製を食べるのではなく、おかずとして(?)食べたい派なのと、大食いなので大と悩んだんですが、色んなブログを参考にさせてもらったところ、大は複数人で食べるのにちょうどよさそうかなと思ったので小を購入。
1回並べた感じだと、思ったより入らない⁉でしたが、お刺身をたくさん入れすぎちゃったせいなので、材料を選べばちょうどいい量ができそうだなと思いました。
いぶしぎん大(NCT-80)/19,800円(税込)
直径:27.5cm 高さ:21cm 2400ml 4kg
金網:3枚 陶敷板付 レシピ付 チップ100g(約20回分)
小でも結構大きいなと思ったので、小より直径が4cm、高さが3cm大きいとなるとかなり存在感があるような気がします。
3段分の金網がついてくるので、ミニと小とは違って多くの燻製を作ることが可能なようです。
1段増えるんだから、単純に1.5倍くらい多く作れそう。
複数人で楽しみたいとか、色んな種類を楽しみたいとかってなると大の方がいいかもしれませんが、お値段もなかなか高いし、収納にも場所をとると思います。
なんせ4kgもあるので、下手するとしまいこんだら出すのが億劫になってしまうかも…。
型番CTとNCTの違いとは?
このいぶしぎん、結構いいお値段がするんですが、インターネットを見てみると
小サイズで13,000円くらいのやつと8,800円くらいのやつが出てくるんです。
高いほうの型番がNCT-43で公式と同じ。安いほうの型番がCT-43で公式には存在しない。。。
約4,000円の価格差ですし安いほうがいいに決まってるんですが、偽物だったら嫌だ…と思って公式に問い合わせてみたところ、以下のような回答をいただきました。
CT-43は旧価格の品番、NCT-43は新価格の品番です。
値段は違いますが機能面や素材等スペックに違いはないですよ。
ななな、なんだってぇー!?スペックに違いがないならCT-43に即決!
ミニや大については確認していませんが、きっと同じ理由かなと推測しています。
使用感
おおまかな流れはこんな感じです。もちろん換気扇の下で調理して、換気扇は最強で回しっぱなしにしていますよ!
- 蓋を取った状態でガス火にかけて、チップから煙が出てきたら蓋をする
- 蓋をした後、隙間から煙が出てきたら蓋のふちに水を注いで、4~5分後に火を止める
- 約20分放置したら完成!
土鍋を使う時間はトータル30分てところです。
ここからはいぶしぎんによる私の初燻製(自宅)を写真とともにお届けします。
いぶしぎん小のセット内容はこんな感じです。陶敷板だけ写すの忘れてしまいました。
付属のレシピ1回のチップは約5g(小の場合)とあったので、きっちり5g量ってみました。
大体これくらいの量です。こんなちょびっとでいいの⁉って感じですが、ちゃんとおいしくできました。
このチップをレシピ通りにドーナツ状にして…食材の汁受けをアルミホイルで作ってこの上に乗せます(写真撮り忘れ)。
仕事帰りにスーパーで燻製用の食材を調達。個人的にはタコが一番楽しみでした。
お刺身とたらこもどんな感じになるかと購入。ベビーチーズも買ったんですが、収まりきらなくて普通に食べました。マグロもお刺身のまま食べました。あとはコンビーフも投入!
コンビーフは缶の底をつけたまま入れてみました。どんな感じになるのやら~
並べてみた図です。下段の写真を撮り忘れたので上段だけですが…。
下段には、タコとコンビーフをセットして、上段にはサーモン、イカ、たらこをセット。
小サイズだとセットできるのはこれくらいが限界です。
個人的にはチーズも乗せたかった。。。どうしてもお刺身は表面積が広いので場所を取ってしまいますね。
完成まで約30分…ただ待っているのも勿体なので、その間switchのソフトRingFitAdventureをプレイして筋トレしつつ。。。
そして、、、出来上がりはこんな感じ!
う~ん!いい色してる!しっかり燻されていますね!
お刺身という水分多めの食材を使った上に、ちゃんと水気を拭かなかったせいかアルミで作った汁受けがこんなことに。。。普通はどれくらいたまるもんなんでしょう?
そしてチップだったものはダークマターとなったのであった。。。
センスないのでブログに載せるか迷ったけど、載せちゃう!
上の写真は左上:イカ 上中:たらこ その右:タコ 右端:コンビーフ 左下:サーモン です。
肝心の感想は…
イカ:硬すぎてあんまりおいしくない…
サーモン:水っぽくてあんまりおいしくない…
たらこ:おいしい!
タコ:おいしい!
コンビーフ:熱で柔らかくなっているので食べやすいし、燻製の味がついていつもと変わったおいしさがある!
総括:水気の多い食材は下処理をちゃんとしてからじゃないとあんまりおいしくない。
レシピをしっかり読んだところ、食材をキッチンペーパーで挟んでしっかり水分脂分を取る。って書いてありました。。。
気を付けること
いぶしぎんの取り扱いについて気を付けることがレシピに書かれていたのでお伝えします。
購入時の参考になれば…。
- 使用時は乾燥している状態で!
- 熱い土鍋を急冷しない
- 揚げ物には使えない
- IHでは使えない
- ちゃんと乾燥させる(食器乾燥機使用可)
え!食器乾燥機使用可なの⁉レシピを読み込んで今初めて知りました。
ということは食洗機対応なんでしょうか?念のためメーカーに確認してみようと思います。
確認とれたら追記しますね!
とまぁ、そんなに難しい注意点はないかな?と思います。
ちなみに、いぶしぎんは空焚きができる土鍋なので、焼き芋とかローストポークのレシピも載っていました。
メーカーサポートが充実!
メーカーサイトに行くと、色んなレシピが紹介されていますし、金網やチップなどもパーツ販売しているので、何か一つ欠けてしまったとしても少額の出費で済むところがありがたいところ。
なお、販売されているパーツ(小サイズ用)は以下の通りです。
- 蓋/3,630円
- 本体/6,930円
- 金網上段/1,650円
- 金網下段/990円
- チップ/330円
まとめ
自宅で燻製なんてハードル高いと思っていましたが、これなら楽しめそうです!
煙がまったく漏れてこないわけではないですが、ちゃんと換気扇の下で調理してあげれば気になるほどではないかな?というのが個人的な感想です。
燻製大好きなので、これから試行錯誤しながら燻製ライフを送っていこうとおもいます。
次回はレシピに載っていておいしそうな、
- アスパラの肉巻き
- 手作りベーコン
- ナッツ
- スモークチキン
に挑戦したいなと思っています!
あと、最後になりましたが、屋外で燻製をしたい&ガスコンロは使いたくないって方には、
1000円くらいで販売されている”いぶし処スモークハウス燻家”ってのがおすすめです。
なんといっても手軽に始められるのと、一通りそろっているので食材があればすぐに始められる点がいいかと。私もキャンプに行ったときこれを使って何回か燻製したことがありますが、おいしくできました!
段ボールなので場所も取らないですし、車の隅っこに差し込んで持っていけます。
がっつり火を通すようなのには向いていないと思いますが、ナッツやチーズなどはおいしくできました。
皆さんも素敵な燻製ライフを♪